イギリス在住とGP、そして私のリウマチの話

ヘルスケア

こんにちは〜!久しぶりのブログ更新になっちゃった、最近多いね、このダラダラ感、すみません!さて、ネガティブな内容が続いちゃうみたいで、嫌なんですけど、ポジティブ感が湧かなかった先週いっぱいだったのです。なぜならば、体調が悪かったです、かなり、しんどくて、いや、加齢もあるんです、それはわかっているんです、40年以上よく頑張ってるよ、私の体!でももうちょっと頑張ってくれよぉっっ!って、思ってるんですけどね、はい、先週は、実は、キーボードを叩くのもしんどいくらいだったので、ブログもオンラインショッピングも出来なかったのです(T_T)

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イギリス人は、病院行く前に、まずGP

イギリスの場合、お医者さんに診て欲しい時には、とりあえずGPという、かかりつけ医というのが適切なのかな、近所の町医者のような場所に行きます、要予約です。イギリスでは、医療は、NHS(National Health Service)と言われる基本無料でヘルスケアのサポートしますよ、という医療制度があります。で、これは、日本人でも6ヶ月以上在英する場合、この制度を使うことができます。しかし、外国人に限っては、オール無料ではありません。2015年4月から、ビザ申請の時に、£200/年を払わなければならなくなりました。私も払いました。

NHSのサービスを受けると決めたら、どこでもNHSの看板のある病院へ突然行って診てもらえる、というわけではありません。GPという、医者への登録が必要となり、まず具合が悪くなったらそこに行って、さらに特別な診療が必要な場合は、大きな病院の診療科へ案内してもらえます。ちょっと古い記事なので、ところどころ今とは状況が違うかもしれませんが、NHSについては前もブログでちょこっと書いています。

GPは、ご近所にするのがオススメ

さてね、このGPっていうのが、めんどくさくて、予約も「急ぎだ(urgent)」とか「深刻だ(serious)」とか、言わない限り、すごい先の予約日になることが多い。その割に「その日はダメです」って言うと、「じゃあ、いつが希望なの?」って言われて、その日よりも前の日付言うと、「OK、空いてるよ!」とか言われたりする、なんじゃそれ!すごく忙しいから、適当な対応なのはわかるんだけど、まずその予約の時点で疲れる。アタシなんて、特に、英語が出来ないから、もう、このやりとりを考えると、GPに行きたくなくなる。オンラインで出来る所もあると思います。うちは、登録とかしないと出来ないみたいで、またその登録云々をGP受付で言うのもかったるいからやってない。

で、GPなんだけど、かかりつけ医ってわけで、やっぱりご近所を選択する人が多い。そして、ご近所を選ぶことを、やっぱりオススメします。うち、全然GP利用していないけどね。うちの場合、一番近いGPが評判が良くなかった。それは、旦那が収集してきた情報からでもあり、私も近所の日本人ママに聞いた情報からも散々な評判だったので、別の、ちょっと遠目なGPに登録した。しかし、失敗した・・・。GP、めったに行かないし、行くときって、私の持病の血液検査か処方箋もらいに行く時だけ。先生の診察はない時が多いから、先生の評判よりも近所でさくっと買い物がてらに、ってGPのほうが良かった。遠くにしたもんだから、とにかく全てがめんどくさい。

また、婦人科検診(子宮や乳)も定期的にチェックしてもらえるんだけど、それも専門の医師にやってもらうし、簡単にさくっと終わるので(たまにチルドレンセンターや図書館の会議室とかでもやってる)、これまた遠くのGPにすると、行くのめんどくさくてあきらめたりしがちだ。こういうのは近所なら、ほんと楽ちんだったのにー!っていつも思う。

やっぱり医者とは日本語で話したい

GPやNHSについての、私としての見解は以前の記事にも書いているんですが、まあ、無料だから、許せるかな、とか思いつつも、今は、年間で£200も払ってるのに、その恩恵をうけてねーではないかぁぁぁ〜!と思う今日このごろ、悩ましい問題です。以前の記事にも、私の英語力が上がれば〜と希望が書かれておりますが、あの頃と一切変わっていない状況、まったく上達していない私の英語力・・・未だにGPには予約の電話すらかなりの勇気が必要です。

症状についても、これは先生にもよるところですが、まあ、かなりストレス感じるのは否めません。病院で、症状や持病についての説明を細かく説明したい、そして先生からの検査結果や治療方法なども、細かい部分まで理解したい、のは重要で、それを英語でスラスラとって言うのは、かなりレベル高くないと無理な気がしちゃうんですよね〜(T_T)自分が情けないというかなんというか。つい先日も、娘が歯が痛いと言い出して虫歯っぽいので歯医者か〜歯医者だな〜歯医者行かないとなぁぁぁって思ってたんですが、翌日痛みなーい!という娘の言葉にホッとした自分がいました。夏の日本一時帰国までもってくれ、娘の虫歯!みたいな…最悪。

でね、私の体調なんですけど、まあ、持病が悪化している、というだけなので、GPで、緊急にみてもらおうって感じでもないので、様子見しています。いくつかの持病はあるのですが、そのうちの1つ、関節リウマチを、私は持っています。昔から傾向はあったものの、発病して、病名を診断されたのは、長女(第二子)出産後、なので、病歴は約4年半くらいかな。

日本での治療が良かった

リウマチは、出産後に発病することは、少なくないらしいのですが、関節の炎症や痛みがある場合、できるだけ動かさず安静にするのが、症状を抑えるコツです。しかし、私の場合、長女出産前に旦那渡英。従って、出産後、2週間だけ実家に帰り、その後自宅へリターン。新生児の世話をしながら、長男を保育園へ送迎、イギリスへ送る荷物をまとめ船便ゴー、その後は実家に引っ越すため、荷物をまとめ、不用品処分、自宅クリーンアップ、などなど、親や友達に手伝ってはもらったものの、安静にしている暇もなく、関節痛みながら、ノンストップな2ヶ月を過ごし、気づいたら、立ち上がれないほど足裏、足首、膝が腫れていました。

ラッキーだったのは、手指の腫れがそうでもなかったこと。よく出産後にリウマチ発症した方の話を聞くと、手や肩に炎症や痛みが出ると、赤ちゃんを抱くことが出来なくて、辛いっていいます。私は、赤子は楽々持ち上げられました、しかし、抱いたまま立ち上がるのが出来ない!特に膝は悲惨でした。実家の近所の腕のいいと評判のお医者さんで診てもらい、ちょっと専門用語になっちゃうんですが、リウマチ治療によく使われる抗リウマチ薬ではなく、ヒドいのと、病歴が浅いのと、症状から、生物学的製剤と言われるその頃は比較的新しい治療法をうけました。しかも、診察したその日からの処方、早すぎっ、対応!ヒドいから、すぐに!!!って言われましたが、それが効いたのなんのって、みるみる良くなりました。

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私の場合、ラッキーにも、その薬との相性が良かったようで、半年後くらいには、減薬できるほどに。ちなみに、私が使用した薬は、エンブレルという薬で、自宅で自分で注射していました。万人にこんなにてきめんに効くわけではないので、本当に私はラッキーでした。リウマチは自己免疫システムの異常によるものと思われているので、生物学的製剤は、悪さしてるだろう免疫作用を抑える働きをします、たしか。なので、服用中は、私の免疫力が普通よりも下がっているので、風邪などうつりやすいから気をつけてと言われましたが、その心配もあまりなかったです。

イギリスと日本では、異なる治療法

めっちゃ話長くなりつつあって、ごめんなさい〜。でね、いよいよ渡英の時期になったんですが。当然のことながら、先生に症状と治療法と現在までのカルテの内容をまとめてもらい(英訳済)、すぐに病院にいけない場合を考えて薬を出せるだけ出してもらいました(たしか2〜3ヶ月分だったかな)。

私に効いた薬は、その当時、まだ新しい薬だったので、保険が適応されず月に8〜10万円ほどかかっていました。先生が、イギリスは医療費が無料なので、この薬も日本よりは安いか、もしかしたら無料でもらえるかもよ!って期待させるようなこと言ってました。私もこの薬に対しては感謝しているし、続けたいと思っていましたが、何がネックって値段だよなーっっって思っていたので、イギリスに来て、薬代が無料、もしくは安くなれば、日本よりも嬉しいわ〜って思っていました。

紹介状をもってGPへと行きましたら、リウマチはGPではなく、専門科で診てもらうよう、大きな病院への外来を言われました。その場で、ホスピタルのリウマチ科の予約をとってくれたGP。で、もう、遠いし、めんどくさいよねー、大きい病院って、病院にもよるだろうけど、暗いし、病人だらけだし、リウマチ科どこかわかんないし。その前に採血してレントゲンして、と色々回って、やっとのこと先生の診察。この時は、渡英すぐだったし、旦那が付き合ってくれたので、無事全てできましたが、これ渡英すぐの外人慣れしていない私だったら、一人じゃあわあわして泣いちゃっただろうなってレベル。

で、紹介状を全て確認した医師は、日本での薬は、私の今の状態では出せないと言いました。見た目もそうだけど、検査結果やレントゲンでも、この時の状態は、リウマチがかなり改善している状況だったので、リウマチ軽症の患者、とみなされたようです。今までの日本での数値も全て英訳して日本で書類作ってもらったのに、それを確認しているはずなんだけれども、日本の医師からの私はエンブレルで症状が落ち着いているので、それを続けるようにって手紙もあるはずなんだけど、イギリスの医師の返事はノー。この薬はもっと重症の患者にだけしか出せないとのこと。その代わりに、と紹介された薬が、サラゾスルファピリジン(アザルフィジン)とメトトレキサート(リウマトレックス)のどちらか。私はこの手の抗リウマチ薬は飲んだことがなかったし、身内でひどいリウマチがいたけれども、これらの薬で一向に良くなった結果がなかったので、自分の中で、ちょっと抵抗がありました。この2種類の薬からどちらか選んで、と医師に言われたので、どっちがおすすめですか?と尋ねると、私からはそれは言えません。という答え。え、どういうこと?なんで?先生が患者さんに、今の症状からいってこの薬が良いと思います、って言ってもらえないの?それって、患者として、こう、なんというか、物足りない診断って、思っちゃうんですが・・・。

結局、その、先生の、曖昧な診察により、私は、イギリスでの、リウマチ治療を、半ば諦めてしまっている、状況にあります。初期のリウマチは、適切な薬物治療により、寛解できる可能性は充分あるのは知っているんだけど、日本での治療はそれが期待できたけど、イギリスではどうにも期待できるかどうか難しいところで。。。

当然、セカンドオピニオンも考えています。そう、そこなのです。実際、なんだかんだ、色々、リウマチに良さそうだろうとか、体を温めようとか、そんなんやって、どうにか生活できている現在。先週は、渡英初めてくらいに関節が痛み、体調がどうにも辛かったのです。それでも、日本で一番ひどかった時に比べたら全然軽いんですけどね。でも、そろそろ、再度GPにてチェックしてもらって、今度は、別のホスピタルのリウマチ科を紹介してもらおうかなと思っています。

原因も治療法も確立されていない病気だからこそ、気が重要

ちょっと病人くさい内容になっちゃってごめんなさい。リウマチは持病なので、すでに4年はつきあっているし、今後長い付き合いとなるので、いちいち症状にビビっていないし、全然大丈夫です(^_-)!同じような病気で海外在住で医者が頼りなくて心細いとかって人がいたら、一緒に頑張りましょうって、そういう仲間がいるって思ってもらえると嬉しいです☆

さて、そろそろシメようと思いますよー。でね、先週のほうぼうの関節痛くて、体中だるくて、動くのもかったるかった時、お酒とか油もんとか控えていたんですよ、体にわるいだろうなって思って。で、土曜日、(私も体調悪いし)旦那が夕食を作ってくれるって言うので、久しぶりに、堂々とのんびりしつつ、ワインを頂き、美味しい料理を食べながら、家族でわいわい歓談。子供ら寝かせたあとも、旦那とワインとチーズでずっと喋った、いやー久しぶりに喋った。結構飲み過ぎたくらい飲んだんだけど、驚いたことに、翌朝、飲み過ぎで体中浮腫んでパンパンで痛いかなと思ったら、むくみも関節の腫れもひいてるの(笑)完全じゃないけど、先週ひどかった症状が一転って感じで!

リウマチって、ワインが良いとか、ヤギ乳が良いとかって言うんだけど、ヤギチーズつまみにワインがぶ飲みしたから?!ウソだろ〜!!!って思ったんだけど、やっぱりワインとヤギチーズにそんなに即効性があるわけなくて・・・^^;後日ね、平日、昨日か一昨日、旦那と大喧嘩したんですよ、くっだらないことで。で、夕食から一言も話さず、お互いずっとムカついてて、バチバチ火花飛ばしてたんですよ。翌朝ね、体調悪いの!!!もう、これも、即効性あるわけねーべ!ってツッコまれそうですが、あながちウソでもないのかなって思っちゃうんですよね。病は気からって言うけど、気分によって体調って左右されたりするんじゃないかなって。特にリウマチって、原因とか治療法とかはっきり解明されていないから、中には自然治癒している人もたくさんいるみたいで(よくブログあったりする)、そして、リウマチに一番効果的なのは笑顔でいることとか聞いたりするわけで。

とにかく、体調は良くなってきてまーす^^。お天気も良くなってきたから、気分も上がってきたし、私もこのまま自然に病気がぜ~んぶ治って、20代くらいの元気体になれたら嬉しいなぁ〜、あ、お肌も20代くらいのぴっちぴちになって欲しいなぁ〜、それは無理だろうなーだよねー切ないな〜!

コメント

  1. ジャスミン より:

    こんにちは
    先週は体調が悪い中、コメントにお返事いただいてたんですね。
    申し訳ないです。
    そして、大丈夫ですか?
    私は、ロンドンから車で3時間程の場所に住んでいます。
    GPには登録済みですが、子供の予防接種の打ちたい希望を提出したのですが、全く返事が来ず…。
    もう英語でやり取りするのも憂鬱なので、思い切ってロンドンの日本人専門のロンドン医療センターに行ってきました!
    行って大正解でした!
    日本人の先生に今これを受けるべきやその理由やリスクなど丁寧な説明を、うけた上での予防接種。
    特に一歳過ぎの娘は、数が多く、五本、五歳の息子も四本うちました。
    これがGPでわけわかんないまま打つのは恐怖だわ〜とか思いながら。
    英語しか通じない中のGPは本当嫌ですよね。
    でも、うちの隣のshireでは、GPは外国人には通訳を付けるのが義務らしくて、羨ましすぎる!とか思いました!
    持病の件、お大事にして下さいね。

    • Mifofo_ton より:

      ジャスミンさん、こんにちは〜!!!いえいえ、ご心配させちゃってごめんなさい〜。コメントのお返事はタブレットで書けるからゴロゴロしながらもできます(^_-)-☆それに、体調悪い時こそ、コメントとか頂けると、元気でます〜^^
      さて、医者の件ですが、やっぱり日本人の先生ですよね。予防接種に関しては、日本とイギリスでは、内容も違っていたりするので、本当によくわかっていないと怖いですよね。子どもの予防接種に関しては、うちは旦那に任せてしまいました、私では心配だったので。
      > でも、うちの隣のshireでは、GPは外国人には通訳を付けるのが義務らしくて、羨ましすぎる!とか思いました!
      羨ましい!!!でも、私も、いくつか持病があるので、実はたまに診てほしいなとか思う時とかあるんですけど、やっぱり英語での対面診療が心配だから我慢しがちなのですが、今回とか、旦那に、希望を出せば通訳がつくから、そういうサービスを使え!って言われました。なので、ロンドンでも、GPで通訳使うのは可能みたいなのですが、それをどうやって頼むのか、そこから億劫になってしまい、結局何もせず時はすぎる・・・な感じです。自分でも情けない!でも、調子は上々です。今は、もう、夏の日本一時帰国まで、動かず騒がずって、思っています。ご心配ありがとう!

  2. Cecil より:

    お薬の情報だけ、コメントしておきます。
    私も一時期日本で集中治療させてもらってました。自己注射エンブレルしてました!
    酷いときは方上がらない、ひじが少し曲がったままとかで、ひざも引きずっていたのにメトトレキサートとエンブレルの組み合わせでみるみる症状が良くなってました。
    でも、オーストラリアに戻ってからは私もどうにかエンブレルを処方してもらうと要求しましたが私の今のレベルでは処方するのに援助は出ないとのことで、莫大なお金を出せるなら使えるけど、、、、ということでメトトレキサートとハイドロキシクロロキンという日本では処方されてないんですが(長く使う場合、副作用で網膜になにかよくないようなのですが、私は今のところ定期的に眼科の検診もうけて問題出ていません)この二つの薬で現状維持を保てています。 イギリスでもHydroxychloroquineなら処方してくれると思います。どこかのブログで処方してもらっている説明読んだことがあったので、、、、、。

    • Mifofo_ton より:

      Cecilさん、こんにちは!コメントどうもありがとうございます!
      Cecilさんも、エンブレルされていたんですね。同じです、エンブレル処方で、症状が飛躍的によくなりました。私も肩はあげられなかったし、膝と手首は曲げられなくて、階段をあがるのも、玄関で靴をぬぐのも難しかったです。今思えば、玄関に段差の無い、土足がノーマルなイギリスの家の作りのほうが楽ちんだなって気がします。
      Cecilさんは、オーストラリアなんですね。オーストラリアは、イギリスよりも医療が進んでいるって話、聞いたことがありますが、それでもやはりエンブレルは処方されないんですね。。。生物学的製剤は、まだまだ世界中で高価な薬なんですね。ハイドロキシクロロキンの情報、どうもありがとうございます!とても嬉しいです。今、私は、リウマチで病院には行っていませんが、ここんとこ、また症状がひどくなってきたので、病院に行かなくてはと、ちょうど旦那と話をしていたところだったんです。また適当に薬を出されるのも嫌だったのですが、Cecilさんの情報をもとに、先生にハイドロキシクロロキンを打診してみます。処方してもらえたら嬉しいな。これからの季節、節々に結構痛みくるので・・・。あ、でもオーストラリアは、反対で、これから夏ですよね!羨ましい〜!!!