クリスマスの翌日、12月26日は、Boxing Day(ボクシングデイ)と言われ、イギリスでは休日となります。昔むかしより、クリスマスの翌日、食事やプレゼントなど余ったものを、教会が貧しい人向けにBox(箱)に入れて配った事から、Boxing Dayと言うらしいです。今では、BoxingDay=冬のセールの始まり、という認識のほうが強いんじゃないかな。
今日からいよいよ冬の大セールが始まります!
しかし、私は、今、ロンドンではなく、イギリスのカントリーな場所にいますし、まあ、ロンドンにいても、セールだからといって、50%OFFだからといって、ガンガン買物できるほど、お財布には余裕がないので(というかクリプレ散財でむしろ赤字状態)、あまりセール熱は上がっていません。
というわけで、カントリーなBoxing Dayを楽しんできました。
本日、私が見に行ってきたのは、Fox Hunting(キツネ狩り)です。もともと貴族のスポーツとして人気があったキツネ狩り。人間が馬に乗り、たくさんの猟犬(イングリッシュ・フォックスハウンド)を引き連れて森に入り、キツネを追いかけて捕まえて楽しむという、ひぇ〜なんて野蛮な娯楽でしょう、これを高貴な方々はスポーツとして楽しんでいたわけですね。
反対する人も多く、イギリスでは2007年にスポーツとしてのキツネ狩りは禁止となりましたそうな。しかし、Boxing Dayだけは許されていて、実施する側はイギリスの法律で禁じられている行為はしないよう細心の注意を払いつつ、伝統行事として各地で大々的に開催されています。年に一度の行事なので、馬に乗る人達は皆さん正装しています。またその伝統行事を観覧するためにたくさんの人が集まります。
馬に乗る人は、こんな可愛い子どもたちもいて(もっと小さい子もいたよ)、みんな正装して姿勢がよくてカッコイイ!
先頭の人とそれに続くハウンドドッグ達。ワンちゃんたちも、年に一度となった晴れ舞台を楽しんでるように見えました。その後ろに、たくさんの乗馬隊が走り抜けます。
街の中を一周してから、森へと向かい、ハンティングをする流れですが、どうなんでしょう、今は実際キツネを狩ることはしていないのかな。
でも、動物が大好きな人が多いイギリスなので、絶対的に反対している人も多く、伝統行事としても、1日だけでも、残されている事が許せないって人も少なくなく、昨日あった親戚の人たちもほとんど「絶対に見に行かないわ!」と、プンプンしながら言ってました。いつかなくなっちゃうのかな〜と思いつつ、私達は毎年見に行っています。
ちなみに、このあたり(街の中心、馬と犬のスタート地点)、馬たちが行ってしまった後には、大量のフンがそこら中に残されていまして、注意して歩かないと、ついつい踏んづけてしまいます。というかね、ロンドンでも、時々馬に乗ってパトロールしているおまわりさんに会うんですけど、馬のフンってね、拾わないんですよね。どこでもやりっぱなし。しかも馬だもん、大量。道の真中だろうが、公園の中だろうが、フンはそのまんま、おまわりさんでも。で、それどうなのよ、って思うんだけど、どうなのかしら、馬のフンは草だけだから、汚くないとかそういうことかしら?
さて、恒例のFox Huntingを楽しんだ後は、これまた恒例のパブでパイントビア〜。昼間っからのパブでビールは、また美味しいー♡
走り去る馬を見ながら、箱根駅伝が無性に観たくなってしまった〜。
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