ナーサリーではプリンセスのコスチュームが大人気

子ども おえかき

イギリスで子育てをしていて、最初感じたのは、こっちの子は結構普段からコスプレしているなーって事。日本でも、アナ雪のエルザのドレスやスパイダーマンなど人気だと思うんだけど、着る場所ってハロウィンとかなんかイベントだったり、ですよね?うちもスパイダーマンのコスチューム持ってたけど、日本ではうちの中で着ていたりしたの、電車とか乗らなかったです、たしか。でも、こっちでは、例えば週末のお買い物エリアとか、普通に公園とかにコスチューム着てる子はいる。で、うちもこっちに来て、持っていたスパイダーマンのコスチューム、超普段から着るようになったりしたー。もちろん、ハロウィンやお友達のバースデーパーティには、お気に入りのコスチューム着てなりきってるよね、みんな。

毎日、私は、娘のナーサリーに送りに行って、一緒に教室の中に入って、ちゃんと「バイバイ」と行って娘にマミーは行っちゃうよというのを納得させてから、自宅へと帰ります。いくら急いでいても、子どもを先生に渡して逃げるように帰る〜、はできないのです。

さて、ナーサリーには色々なおもちゃや遊具があるんですが、面白いことに、子供用の様々なコスチュームも用意されています。女の子用に色々なプリンセス、男の子用に動物や医者や海賊など。どれも着古してあるんだけど、どうせみんな着て暴れまわるんだからOKだよね。

うちの娘もこのコスチュームの存在を知ってからは、明日はシンデレラが着たいとかピンクのプリンセスがいいとか、プリンセスになりきるのが楽しみでしょうがなくなったの。で、前にナーサリーについてすぐにコスチュームの棚に連れて行かされて、これがいいだの、これを着たいだの、まあ、相談されたの、娘に。そしたらお友達の男の子(仮にT君)が、興味ありげに近寄ってきた。で、選んだコスチュームがシンデレラだったのね。だから、私が、「Tくん、これは女の子のお洋服だから、男の子のを選ぼうね。ほら、このかっこいいファイアーマン(消防士)なんかどお?」って言ったら、近くにいた先生に「No」と制されまして。

で、私は「?!」と思って、「彼が、プリンセス着たいっていうから、ファイアーマンをすすめたの」と先生に告げたら、先生が「男の子も女の子も関係ない。みんな変身したいの、俳優になりきってるんだよ。子ども達はみんなアクターなんだよ」って言われて、あーそっかぁ、そうね、俳優なのね〜。と思って、私はT君にシンデレラを着せてあげたの。めっちゃ違和感あったけど、本人は本当に嬉しそう。俳優というか、男の子もふわ〜っとしたスカートとかキラキラなドレスとか着てみたいって好奇心なんだろうな〜って思いました。

でも、これ、親的にどうなのかなっ〜て少し思っちゃった。私は、ジェンダーフリーというのかな、生まれつきの性別にとらわれずに、自由に生きる生き方は問題ないと思っているし、抵抗もないと思ってるんだけど。だから息子がプリンセスの格好しても面白いかなとか思っちゃうと思うんだけど。実際、過去に息子がプリキュアにハマって、その前の仮面ライダーよりもプリキュアを楽しみにしてて、エンディングでは一緒に踊って歌っていた時、私は面白くて可愛くてビデオ撮ったりしてたの。だけど、旦那はマジメにやめさせようと必死でした、そう、息子が将来、オカマちゃんになっちゃうんじゃないか心配だからとのこと。旦那は、ジェンダーフリーには少し抵抗があるようでした、真剣に悩んでたのが面白かったわ〜。でも、きっと、旦那みたいな反応する人は多かれ少なかれいるだろうなって。

でね、ナーサリーに話もどるんですが、別の日に、また娘にきせかえに付きあわせられていた時に、今度は別の男の子がやってきた。で、私にドレス着たいから手伝ってーって言ってきたの。面白いな〜、やっぱり男の子ってドレス着たいんだな〜www。着せてあげたら、もう、ほんと嬉しそうで、私もなんかいい事した感、味わえたりして、ふふふ。

で、別の日に、またきせかえ所にいたら、その男の子がお母さんを連れてやってきた。で、彼がお母さんに、このドレスが着たいんだ!って言ったのね。そしたら、お母さん、怒って、No!何言ってるの〜!これはドレスよ!みたいに着せてあげなかったの。そしたらその子、あたしにドレスもってきて、着せて!って言ったんだけど、やっぱりお母さんにダメよ!ってすごい怒られて着させてもらえなかった。彼はとっても悲しそうだったけど、お母さんは絶対許さないって感じでした。うーん、そうね、しょうがないわね。

で、また別の日に、彼がお母さんときせかえ所にいました。その日は、お母さんがお医者さんのコスチュームを着せてあげてたの。で、「かっこいい〜!ドクター!」とかって褒めまくって、彼を盛り上げてたから、あたしも、「いえーい!クール!」とかって掛け声かけてあげたwww。彼は、嬉しそうにお医者さんの洋服を着て遊んでいました。それ見て思ったのは、やっぱりお母さんは、息子に大きくなったらお医者さんになってほしいなぁ〜って、そういう願望もあるんだろうなぁって。これで、彼がその気になって、たくさん勉強してお医者さん目指してくれたら、お母さん嬉しいもんね、そういう事だろうなって思いました。

でもね、別の日にね、お母さんとバイバイしたあとに、きせかえ所に来た彼がね、私に「プリンセス着せて」ってお願いしにきましたwww。やっぱりプリンセスがいいんだよね〜^^。

もちろん、プリンセスなんかに目もくれない男の子もいっぱいいるけど、でもプリンセス着る男の子も可愛いなって思いました。で、そんな男の子を見て、先生が、「Wow! You are Princess! Beautiful!」とかってめっちゃ褒めていて、まあ、そんな自由な先生たちも良いなって思いました。子ども達には色々経験させて、イマジネーション広げて成長してほしいもんね!

コメント