ロンドン、日差しは春めいてきましたが、やたら肌寒い今日このごろ。でもふと日本のお天気を見たら、東京も今日は雪が降るかもとかって出てるし。世界どこにいても、似たり寄ったりですね。
さて、以前土足の話をしましたが。結局うちのヘッドルームの壁の黒カビがひどい状態だとかで、今週大工さんがいらっしゃいました。
なんかねー、これもねー、結構急な話でね。不動産屋から電話があって(旦那に)、「明後日の朝から工事入りまーす」みたいな。しかも、また早いし!いいけどね。で、寝室の壁を全て黒カビ防止の薬塗って、その上からカバーして、その上からペンキ塗る、みたいな。で、薬が臭いから、この部屋で寝るのは無理だね、みたいに言われて、じゃぁ、どうすりゃいいんだよ〜的な感じです。寝室には、私の洋服等が置いてあるため、まあ、良く着る服を移動させたり、薬やペンキがついたら困るものは移動させたり(食料の類など)、結構、あたし的にいつもよりも重労働が加算されたここ最近でした。
もう、土足はね、仕方ないよね。何も言いません。しょうがないし、ただ、ペンキを塗ったりもしているので、寝室の床がカーペットなので、薬の後のペンキ塗りの時は、床にシートをひいてくれてるので、まあ、ね、なんでもいいよ、綺麗になるんなら、っておまかせ状態です。靴とか見ないふり見ないふり。幸いな事に、工事の入ったここ数日は、雨にも降られずいいお天気なので、湿った泥まみれの靴で家の中に入られる事はないので、本当に良かったです。
さて、これは日本でもそうなのですが、大工さんがはいってる時って、10時とか3時とかにお茶出しますよね。私、日本の時は、昼はずっと仕事していたし、大工さんに入ってもらったことないので、一度も経験ありませんが、実家にいる時は、植木屋さんや大工さんに、母が必ずお茶とお茶菓子を出していたなーと思い出します。
イギリスでも、お茶を出す、という行為は必須のようです。
渡英すぐの時に、ガスが壊れて、ヒーターがつかなくなってしまったことがあって、その時に、ガス屋さんが来て修理をするということに。で、旦那に「10時に必ずお茶を出してね」と言われます。もう、ビクビクですよ、渡英すぐですからね、そこらへんの道歩くのもドキドキしていた時期なので、ガス屋さんにお茶をだすなんて、そんな怖いことできねーよって思ってて、ガス屋さん来る前に「Would you like a cup of tea?」って言えばいいんだよな、って、何十回も練習して、本番にのぞんだ事が懐かしく思い出されます。
そして、イギリスでteaといえば、ミルクをいれた紅茶の事だから、特にリクエストがなければミルクティーを出すんだよなって、ミルクも用意していました。ガス屋さんは来てくれましたが、本当に短時間だったので、「要らないよ」って言われたんですが、私はドキドキ(ビクビク)しながら、ミルクティーを出しました。ガス屋さんも、そのおどおどした私に悪いと思ったのか、最後、帰り際にその紅茶を一気飲みしてくれました。なんだか、余計な事をした気分でしたが、まあ、紅茶を出したので、これで仕事は済ませたぞと、自己満足していました。
しかし、夜、旦那に「お砂糖いるかいらないか聞いた?」と言われ、「ガーン、砂糖・・・忘れた・・・」。ガス屋さん、紅茶いらねー言ったのに出されちゃって、しかも砂糖なしのまずい紅茶(ガス屋さんが砂糖入りが良かったかどうかはわかりませんが)、飲みたくないのに一気飲み…。ガス屋さん「最悪ー↓」って思ったに違いないと落ち込む私…orz。とそんな出来事もありました。
さて、と、そんな思い出はどうでも良くて、今回です。今回の大工さんは、旦那曰く、イギリス人ではなく、他の国の人だね、とのこと。うん、でもそう言われれば、英語もちょっとたどたどしかったり(でも全然話せるけど)、東欧あたりの人かなーって感じ。人当たりはよく、とても良く働く大工さんでした。で、恒例の10時のお茶の時間に「紅茶はどお?」って聞きに行ったら、「コーヒーを下さい、お砂糖2杯で、ミルクを少し」あー、こんなにきちんとリクエストしてくれると楽ちんだわ〜。
しかし、やはりイギリス人ではないので、コーヒーを好むんだなとかって勝手に思いました。ランチタイムになってもいっこうに手を休めない大工さん、娘をナーサリーに連れて行かなくてはならないので、大工さん1人残して良いのかどうかわかんないから、「ランチに外にでないのか?私は娘をナーサリーに連れていくため、外にでてしまう。」と言いに行きました。すると「早く終わらせたいから、ランチはとらない。あなたが外にでてしまうので、私が外にでたほうが良ければ外に行きます。」と言うような事を言いました。なので私は「ナーサリーへ行ってすぐに戻ってくるので、作業続けて下さい」と言い、「コーヒーもういっぱい飲む?」と聞いたら、「もらいます!」って言うんで、暖かいコーヒーを入れてあげました。
でね、イギリス人なら、紅茶にビスケットついたら喜ぶだろうし、ついてて当たり前的なものがあると思っていたので、うちにあったショートブレッドをつけてあげたの。だって、ランチもとらずにずっと力仕事してるんだし、糖分と脂肪分がたっぷりのショートブレッドはエネルギーチャージにもなるよなって思ったの。
そしたら、喜ばない。。。「え、なにこれ?」みたいな顔してるし。
案の定、1本食べてたけど2本残してたし。
そっか、ショートブレッドやクッキーの類は、イギリス人じゃないと喜ばないのか、とか勝手に思ってしまった^^;ま、全然いいんだけどね。
しかし、家の別のフラットも今リフォームで毎日工事が入っているんだけど、めっちゃ休憩多いし、しょっちゅう紅茶飲みながらタバコ吸ってるし、ランチタイムは1時間ほどどこかに行ってるし、毎日4時頃に帰ってるし、だから全然工事進んでないイメージだし(あんま変わってない(笑))
うちの工事の人の話を旦那にしたら、やっぱり国による、と断定はできないけど、出稼ぎに来ている人とか苦労してロンドンに来ている人とか、ものすごく働く人っているんだよねって。ランチ食べずにぶっ続けで働くなんてイギリス人なら考えられないとのこと、ふむふむ。ちなみに別のフラットの工事の人は、明らかにイギリス人とのこと、なるほどね、確かに、先述の通り。
でも、国によって性格判断するわけじゃないけど、どこの国は働き者だとか、どこの国は怠け者だとかって、あるのかもしれない。ちょっと前に、ツイートもしたんだけど、こちらのサクラ子さんのブログの記事、Daily Mailの記事からなんだけど、生活保護を受けてる家族がものすごい豪邸に住んでいて、全く働いていない(働く気がない)という話。で、こういう家族は結構いたりするの、周りにね。生きていくためにとにかくがむしゃらに働く人と、楽できるのなら楽して生きるのが賢いという人。ほんと、国で選別するわけじゃないけど、でも国民性って少なからず影響していると思うし、多民族が多く混在しているロンドンだからこそ、両極端の人々が存在する。で、やっぱり、働き者の人を評価してあげたくなってしまいます。
今回、うちに来た工事の人、土足だったし、ちょっと汗臭かったし、あとトイレもちょっと気になったけど(私は土足よりトイレのほうが気になるタイプ。男性の場合、公衆トイレと同様の使い方をされてしまうよね。)、ランチもとらず、コーヒー2杯でめっちゃ早い仕事してくれて、たったの2日ですべて綺麗に完了してくれたのは、感謝の気持ちでいっぱいだし、仕事っぷりにも満足でした。
あ、今回、お茶に関しては英会話、正しいかわからないけど、全然緊張もなく会話できたんですが、大工さんの話したことでわからなかったことが1つ、「Can I have a フーバー?」って言われて、フーバー?なにそれ?みたいな。そしたら、掃除機の事言ってたんですね、へぇ、フーバーって掃除機の意味なんだーって、夜ネットで調べたら、どうやら、掃除機は掃除機でも、アメリカの掃除機のブランド名みたいで(笑)なんか、あまり覚えても、イギリスでは通用しなさそうだし、利用頻度も低そうなので、忘れたいんだけど、頭にフーバー、インプットされちゃって、ああ、なんか、普通に使っちゃいそうだわ。もう、必要な単語は全然覚えないくせに、こういうどうでもいいのは頭にこびりついちゃうのよね、やんなっちゃう。
※フーバーは、アメリカの掃除機ブランドかと思ったら、イギリスの(昔の)掃除機ブランドみたいですね。なので、全然イギリスで使える英語でした。むしろ、イギリス英語のスラングの代表格くらい使える英語のようです。しかもアメリカでは通用しないとか書いてあったりもして。まぎらわしくて、ごめんなさーい!!!フーバー=掃除機、イギリス英語でめっちゃつかえまーす♪
コメント
はじめまして。Ninaと申します。来月ロンドンに旅行に行く予定なのでいろいろな方のブログを渡り歩いていたら(笑)こちらにたどり着きました。とてもすてきなブログですね!
以前何かで、ロンドンに住む人の半分以上はイギリス人ではないという記事を読んだことがあります。今回のブログを読んで、飲み物の好みや働き方ひとつとっても人によって様々で、自分の常識が相手の常識だと思うべきではないとあらためて実感しました。私は日本でしか暮らしたことがないのですが、日本ではできないとても貴重な体験をなさったのだと思います。(でも渡英すぐにお茶出しするのは少しハードルが高いですよね..(^_^;)
長々とすみませんでした。ブログの更新、楽しみにしています。また遊びに来させてください(^-^)
Ninaさん、はじめまして、こんにちは!ブログ読んでいただきどうもありがとうございます!
来月、ロンドン来られるんですね〜!来月はもう春のロンドンなので、緑やお花も芽を出して気持ちの良いご旅行が楽しめると思いますよ☆
Ninaさんのおっしゃるとおり、ロンドンはイギリス人を探すほうが大変とかって冗談で言われるほど、他の国の人が多いんですよ。きっと、来月ロンドン来たら、Ninaさんも感じると思います^^。でも、私も他の国の人間の1人なので、そんな多国籍民族が住むロンドンだからこそ、思ったよりも住みやすかったりしているのかもしれません(笑)
Ninaさんのロンドン旅行、素晴らしいものになりますように☆また、是非、遊びに来て下さいね〜