こんにちは。寒い日が続いていますね、ロンドンも寒いんですが、日本も相当寒いみたいですよね。こんな日は、暖かい部屋で温かいスープが美味しいですよね。さて、チキンスープです。いや、チキンスープじゃなくて、「チキンスープ・ライス入り」という本のご紹介です。うちの子供は、二人。二人ともイギリスの学校に通っています。以前も書きましたが、イギリスは、学校でかなり読書を推奨しています。英語が読めない小さな学年の時から、家で必ず本を読ませるようにと、強く言われます。うちの下の子は英語が苦手ですが、毎週本を二冊借りてきて必ず読まなくてはなりません。まだ、自分でお話は読めないので、一冊は文字が大きめの物語、それは親が読んであげる、もう一冊はフォニックス(アルファベットの勉強)だったりナンバーだったり、ドリルっぽい読み物。これは、どうやら、うちの子だけ、ではないと思うんですが、英語が苦手、英語以外の母国語の子供に、必ず読むように、と追加で渡される宿題なのです。英語がへたくそな私が読んでも、子供のためにならないので、週末まとめて旦那に読んでもらっていますが(本当は毎日読まなくちゃダメ。ダラ母です・・・とほほ)、さすがに英語の本に飽きてきたのか、昨日は私に、日本語の本を読んでくれとせがませましてね。そこで、読んであげたのが、「チキンスープ・ライスいり」です。
「チキンスープ・ライスいり」をおすすめする理由
これ、旦那が大好きな本なので、子供たちが生まれる前に、日本で購入したものなのです。今回久しぶりに引っぱり出して来たら、子供たち食いつく食いつく!対象年齢は、きっと4歳~6歳くらいかな、もっと下かもしれない。上の子にしてみたら、かなり幼稚な本に思うだろうけれども、本の内容からして、どうにも、チキンスープ・ライスいりが美味しそうに思えるらしくて、耳をすませて、7歳の息子もずっと聞いていました(笑)。
人気の作家、モーリス・センダックの本
「チキンスープ・ライスいりー12のつきのほんー」は、モーリス・センダックという人の書いた本です。モーリス・センダックさんは、1928年ニューヨークのブルックリンにポーランドからのユダヤ人移民の子として生まれ、コミックやウィンドーディスプレイの仕事を経て、のちに子供向けの本の作家・画家となったようです。
名前を聞いてピンとこない人も多いと思いますが、「かいじゅうたちのいるところ」の作者さんです、と言えば、あ~!!!と思う人も多いですよね。映画にもなった有名な「かいじゅうたちのいるところ」は、すでに読まれている方もたくさんいると思います。うちもすでに本も映画も購読済みで、以前、ワールドブックデイという本の日には、かいじゅうたちのいるところのコスチュームで登校しました。
ほかにも、モーリス・センダックは、80冊を超える子供向けの本を出版していて、世界中から愛されている作家さんの一人なんですね。うちの旦那さんも大好きで、とくにこのチキンスープが大好きなんです。まあ、なんでかわかりますけどね、だって、旦那、チキンスープが大好きだもん。
イギリスの母の味、チキンスープ
もちろん、イギリスでもチキンスープ・ライス入りは、売っていますし、モーリス・センダックの本は、どれも人気です。
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アメリカでも同じ話を聞きますが、イギリスでは(旦那と旦那周辺から聞いた話ですが)、風邪のひきはじめには、チキンスープが一番効くと言います。風邪に限らず、体調の悪い時、食欲のない時、疲れている時、二日酔いの時、とにかく、チキンスープが体調不良を治してくれるんだ!と何度も聞かされています。日本でいう、お粥とか、そんな感じなのかな。具合が悪い時に、お母さんが作ってくれるチキンスープが、一番元気が出るんだ、とそういうことなんですよね。
というわけで、うちでは、旦那が具合悪くなると(二日酔い含む)、私がチキンスープを作ります。なので、なんか、チキンスープ=ダディの具合が悪い日の野菜たっぷりのスープ、という印象で、子供たちは、今までは、「えー、唐揚げのほうがいいのに~!!!」みたいな感じでした(笑)。
絶対にチキンスープが飲みたくなるお話と絵
チキンスープって、チキンとお野菜で、美味しいけれども、単調な味なので、スープ好きじゃなかったら、これだけの食事ってちょっと物足りなく感じるかもしれない。そして、病気食と言われたら余計にね。
でも、この「チキンスープ・ライス入り」を読むと、たちまち、チキンスープがこの世の中で一番のごちそうと感じるようになるから、本当に不思議!12か月に分けられたお話なんですが、いや、私もね、自分で読んでいて、1月から始まるんですが、もう、5月くらいには、たまらなくチキンスープが飲みたくなってきちゃうんです。しかも、絶対ライス入り!!!
チラ見せしたいなって思ったんだけど、作者さんや出版社さんに怒られたら怖いから、Amazon.co.uk に掲載されている画像を引用させていただきました(英語版ですが)。
こんな感じで、毎月のチキンスープ・ライス入りがお話になっているの。お話も可愛いんだけど、これまた絵が可愛いのです。しかも、この男の子、なんて美味しそうにスープを飲んでいるのだろうかっっ!
久しぶりに子供たちに読んであげたのですが、もう、本当に、途中から、子供たちも我慢できなくなって、「明日の夕食は、ぜっっっっったいに、チキンスープ・ライス入りだよ!!!」って言われました。ふふふ、これって、母的にも、けっこう嬉しい展開かもしれん。いひひ。
チキンスープ・ライス入りは、栄養満点で、作るの簡単!
チキンスープは、とーっても簡単。当然、凝れば、ラーメンのスープくらい、手間がかかるものなのかもしれませんが、ご存知の通り、私は世界一適当母ですから・・・^^;。それでも、美味しくできてしまうのがチキンスープの良いところなのです。そして、野菜たっぷり!もう、ね、なんでも入れちゃっていいのよ、野菜。細かく切らなくてもOKだし、なんでもかんでも鍋に入れて、コトコトしちゃえば出来上がり!鶏は、できれば骨付きが美味しくなる、あとは、チキンスープストックをちょっと入れるとコクがでる、そのくらい。塩コショウで、十分美味しくなります。ライスは、お米を少なめに入れればOK。お米が水をすうので、水多めのスープが良いです。さっそく今日作ったんですけどね。いや、今までもたまに作ってるんですよ。でも、ほんと、そんなに食べないから、途中で飽きちゃうから。なのに、今日はね、
大量のスープがあっという間に鍋空っぽ。
恐るべし、チキンスープ・ライス入り!息子なんて、今日、プレイデートで友達のお家に行ってきて、夕食ごちそうになっているのに、7:30頃帰ってきて、それから、「チキンスープ・ライス入り!!!」ってオーダーが入り、おかわりしてた。そして、旦那と子供二人の明日の夕食のリクエスト。
「チキンスープ・ライス入り!」
って、ナニこれ、もう、本の1ページになるやん。って感じですよ。しかも、母、嬉しい~。楽、楽、めっちゃ楽~!さいこー、チキンスープ・ライス入り~♪
12の月を覚えたての娘の心も掴んだ
さらに、この本、さきほどのキャプチャー画像を見ていただければわかるのですが、12の月の英語の読みが書いてあります、これは、日本語版も一緒です。例えば、1月ならば、「1月」って書いてあるわけじゃなくて、「January」って書いてあります。娘は、去年9月に学校に入りたてなのですが、1年の月と、1週間の曜日は、覚えるように頻繁に歌ったりしているんです、学校で。なので、ちょうど習っていることが出てくるわけで、娘にとっては、そこも嬉しいのです。ページをめくるごとに、「January!」「February!」と叫び、「♪January、February、March,and April~~~♪」という、12か月の歌を歌い始めるのです、12回歌っていました。聴いてるほうは飽きてましたが、まあ、これで、娘は、英語の12か月をかなり覚えたんじゃないかなって思うのです。もう、これは、この年齢の子供にどんぴしゃな本だったのですね、昨日、本棚から引っぱり出してきてよかった。
というわけで、かなり、チキンスープ・ライス入りを推薦してしまいました。だって、今まで、えー、チキンスープ~↓↓↓と扱われていたスープが、いきなり大人気になり、野菜たっぷり、体もあったまる、簡単スープ(ここ大事)を、みんないっぱい食べてくれるんだもん、マミー感激☆あと、本も、本当にかわいい本です。お話も可愛いし、寝る前に読んであげるのにちょうどいい本なんですよね。読んでるこっちも疲れない、とても気軽な本です。海外にいる方は、英語版でもいいかもしれない。長い文章じゃないので、英語も簡単だと思いますよ。チキンスープ・ライス入り、良い本です、おすすめ。
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