シェパーズパイは、イギリスの肉じゃが？！

悪名高きイギリス料理ですが、イギリス人からしたら、愛してやまないメニューは数多くあります。シェパースパイ（Shepherd’s pie）も、そんなイギリス人に愛されるメニューの1つ。家庭料理の代表的なもので、お肉とポテトを使うので、日本でいうおふくろの味代表「肉じゃが」みたいです。にんじん、たまねぎも入っていて、まさに材料から見ると肉じゃがそっくり！使うお肉が違うくらいかな。

手間はかかるけど、失敗の少ない簡単レシピ

シェパーズパイはラム、コテージパイはビーフ

シェパーズパイは、お肉にラムひき肉（または細かく切った肉）を使うものです。で、同じレシピで、ビーフを使うと、コテージパイと言われます。パブメニューとしても頻繁にみるこのお料理、外ではシェパーズパイのほうがメニューとしてよく見るので、ポピュラーなのだと思います。イギリス人にとって、ラムってやっぱり身近なものなんですねー。

うちでも、ラム肉を使ったシェパーズパイを作ることもありますが、やはりビーフひき肉を使ったコテージパイのほうが、作る機会が多いですね。コテージパイは、日本にもある材料で簡単に作れるので、イギリスに来る前、日本に住んでいる時から、たまに作っていました。和食に飽きた旦那のために、たまに作った数少ないイギリス料理の1つです。

パイは、パイ生地ではなくてマッシュポテト

イギリス料理には、多くの「パイ」がありますが、シェパーズパイのパイは、小麦粉からつくるパイ生地を使うのではなく、じゃがいもを使うマッシュポテトのことです。調理した材料を、マッシュポテトでおおう「パイ」は他にも「フィッシュパイ」があります。イギリス人、じゃがいも、大好きですからねー。

コテージパイのレシピ

昨日、コテージパイを作ったので、私の簡単レシピを載せちゃいますね。あ、私、料理下手です。私でも作れるレシピなので、失敗ないですし、まあ、平均的な味ですので、あしからず（笑）。

• 材料
  • 牛ひき肉　500g
  • たまねぎ　2個
  • にんじん　2個
  • セロリ　1本
  • 小麦粉　大さじ2
  • ビーフストック（または、その他のスープストック。コンソメ可）300ml
  • 赤ワイン　200ml
  • ローリエ　2枚
  • トマトピューレ　大さじ2
  • ウスターソース　大さじ1
  • 塩コショウ　適量
  • じゃがいも　大6〜7個
  • 牛乳　適当（300mlくらい）
  • バター　40g

1. オーブンを200℃にセットしておきます。
2. 鍋にひき肉を弱火でゆっくり炒める。（鍋によっては油を使ってください）
3. たまねぎ、にんじん、セロリを細かく切る。
4. ひき肉に、刻んだ野菜を入れる。弱中火にして混ぜる、15分くらい。
5. 全体が炒められてなじんできたら、小麦粉を振り入れて、1分ほど炒める。ビーフストックと赤ワインを入れる。ローリエも入れる。
   
6. 弱中火のまま、時々かき混ぜながら30分ほど煮込む。
7. 別鍋で、マッシュポテトを作ります。皮を向いて4等分か6等分に切ったじゃがいもを鍋で茹でます。
8. じゃがいもが、やわらかくなったら、ざるにあげて、水気を切ってお鍋に戻します。
9. バターを投入、じゃがいもをつぶしながら混ぜます。ごく弱火で。
   
10. じゃがいもがつぶれたら、牛乳を少しずついれ混ぜてマッシュポテトを作ります。牛乳は、少しずついれて、マッシュポテトが好みのやわらかさになったらいれるのをやめてください。（コテージパイの場合、少しかためのほうがいいかも）
11. お肉の鍋から、ローリエを取り除きます。トマトピューレとウスターソースを入れて、混ぜて、全体がなじんだら、味をみて、塩コショウを適量入れてください。
    
12. 耐熱容器に、お鍋のお肉を全部いれます。その上に、マッシュポテトをかぶせるように、のせてください。（ここでフォークなどで、模様づけすると、できあがりがかっこいい。私はやってません、へへへ。）
    
13. 最後に、パルメザンチーズをちらして、オーブンで、表面にきれいな焼き色がつくまで、30分ほど焼きます。出来上がりです。好みでウスターソースをふって食べてください。
    

イギリス料理だけど、なかなか美味しいよ

相変わらず、写真がへたくそで、あまり美味しそうに見えなくてすみませーん！かなりボリュームがあるので、これだけで夕食はOKだったりします。ミニサラダでもつければ完璧。良く食べるパパには、パンをつけてもいいかも。大人も子供もけっこう美味しく頂けるメニューですよ。うちは、旦那さんが、めっちゃ食べるので、これほぼ全部きれいになくなります。残ったら冷凍して、またオーブンで温めればランチとかにもいいですね。

なんか、まさかあたしがレシピを出すなんてっっっ！って感じですが、これは、普通に美味しいです、安心して、（勇気のある人は）試してみてください（笑）。では！