イギリスの小学校は、9月から新しい学年です。そう、1年上級に上がります。息子は6歳、Year2になりました、日本でいう小学校2年生ですね。新学期そうそう、担任の先生から、学校で今年学ぶことだの、宿題だの、体育だの、学校からこれからの1年これだけやるから遅れずついてくるように、的なミーティングがありました。で、去年もあったんですが、まあ、私が出たんですけどね、ちんぷんかんぷんですよ、話すの早いし、英語難しいし。で、今年は、いよいよ2年生だし、勉強内容も難しいだろうし、話も複雑になるだろうから、申し訳ないけど旦那に出席してもらい、いろいろと聞いてきてもらいました。で、いきなり、もう、
かけ算が始まってるってよ、奥さん!
まあ、日本でも、小学校2年生から始まる九九。なので、イギリスでもYear2からかけ算始まってもおかしくないよね、特別早くはないよ。で、先週末の宿題で、きたよきたよー、かけ算覚えろよって宿題。まずは、簡単な1の段と2の段と5の段です。
イギリスでは、かけ算は、Times Tableといって、日本の九九と同じように、すべて覚えるものとして、表になっています。まず違うじゃん、これ!って思ったのが、12まである事。九九は、9までだよね、2の段なら2×1から2×9まで。イギリスは、2×1から2×12まで。で、どうやら、イギリスは、最初の数字が1〜12で覚えるんだよね。わかりづらい説明ですね〜ごめんね。説明しますね、2の段で。九九だと、2×1, 2×2, 2×3, 2×4…ですよね。Times Tableは、1×2, 2×2, 3×2, 4×2…なのです。あ、そうそう、なんでTimes Tableかというと、「×(かける)」はTimesって言うんです。2×2=4は、日本では「ににんがし」ですが、イギリスでは「two times two equals four」と言います。わかりやすい動画をご紹介します。
始めの数字が変わるって、すごいわかりずらいよ〜っっ!って思うんですが、イギリス人は、始めの数字が、1,2,3,4……って増えていくほうが自然なようです。というのも、このかけ算を教える時、なんだろう、日本って、九九って、とにかく、理屈とか考えず覚える物、暗記する物って、そう学びませんでしたか?私、クラスで競争のようにして、九九を覚えた記憶があります。でも、イギリスって、理屈が必要なようで。例えば、2の段なら、2本足の人間が1人いたら足は2本、2人いたら足は4本、3人いたら足は6本…のように、まあ例えがおかしすぎるけど(アタシが今考えたんで…てへ)、となると、1 man has got 2 feet. 2 men have got 4 feet. 3 men have got 6 feet……というような説明となり、文章を見るとわかるのですが、増える数字は最初に来るんですよね。だから、はじめの数字が、増えるのが普通、みたいなんです。いやー、ほんとわかりずらい説明ですみません。
とにかく!私としては、理屈抜きで、1×1=1から9×9=81は、日本の九九で一気に暗記しちゃったほうが、絶対に楽だから、九九で覚えたほうがいい!と思うのと、旦那としては、九九の意味がわからない、変な数字の読み方だし、10も11も12もないし、イギリスのTimes Tableをそのまま覚えたほうがいい!と言うわけです。両者、全く折れません!
かわいそうなのが息子でね〜。私と一緒の時は、とにかく、九九ですよ。「にいちがに!ににんがし!にさんがろく!」旦那も負けてないです、しょっちゅう「3 times 5 は何?4 times 2は?」とか聞いてくるんです。息子が、「えーっと・・・」と悩んでいる時に、私が、「ごさんだよ、ごさん、いくつだっけ?」と助け舟を出すんですが、そもそも、旦那が「3 times 5」って言って、そこで私が「ごさんだよ!」って、これつながる?英語と日本語だし、順番逆だし。
でも、やっぱりね、九九の覚え方が、ちょっと鈍い気がするんです。やっぱり英語脳になっているから、英語のほうが脳にスーッと吸収されるのかな。「◯ times ◯ eqauals ◯◯」って、長ったらしい文章を言う間に、九九を暗唱して、3秒くらいで答えが出てくるのってカッコイイと思ったんだけどなぁ〜。まだ、1の段や2の段、5の段と、簡単だからいいけど、これから7の段とか8の段とか大変そうだよねー、やっぱ九九のほうがいいと思うんだけどなぁ。この(夫婦間の)戦いは、まだまだ続きそうです。息子よ、頑張れ!
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コメント
面白いですね!
1ダースも時計の針も12
teenも13から
昔はお金も12進法でしたっけ
イギリス人には12で一区切りは自然なんでしょうね
ねこさん、こんにちは!ブログ読んでいただきありがとうございます!
面白いですよねー。ほんと、その通り!だんなにいわせれば、12まで、というのは当然で、すべて12で括られてる、12はイギリス人には大切な数字なんだ、って言ってました。お金も12進法だったんですね〜知らなかった!
そうそう!
九九が始まった時は、毎日家で九九を呟いて、クラスの前で暗唱させられた記憶が(笑)
今思うと、日本の九九の力の入れ方って凄いですね(^◇^;)
とりあえず、パッパッと掛け算の計算ができるのは、この強制記憶方式のおかげなのかな(笑)
国が違うと、数え方の概念も違うんですね〜。。
10~12なんて、9の段までできたらあとは応用な感じがしますが^^;
息子さん、頑張って九九乗り切れますように!!
minaさん、こんにちはー!応援、ありがとうございます!そうそう、ね!九九って、みんなの前で言わされましたよねー!
日本の九九の覚え方ってすごいですよね、もしかしたら異様なのかな、他の国からしたら。とりあえずイギリス人(うちの旦那ですがw)には気味が悪いみたい(笑)。
年々大変になります、かけ算もそうだけど、同様に英語もレベルが高くて、もう、私じゃまったくサポートできません。。。ひーん!
はじめまして、お子さんは九九の習得を終えられたでしょうか?
私は趣味で九九を練習するプログラムを作っていまして、英語版のものも作成しました。
よろしかったらお使いください。
f_saitoさん、はじめまして、こんにちは!ブログ読んでいただきありがとうございます。
ありがとうございます!まだ、息子は九九習得中です!嬉しいです、英語版もあるなんてっっ。
試してみたいと思います、ありがとうございます。
はじめまして。いきなり飛んできてすみません。
もう6年経ったようなので、さすがにこの話題終わっているかと思うのですが
今、うちのこ5歳が掛け算をnumber blocksというアニメで見ていたのですが、times tablesが出てきて1×1,2×1,3×1となってたもんで、んん?って思ってググってたところ、こちらのブログに出会って拝見させていただいてました。ほんと掛ける方が1-12で固定って分かりづらいその後、息子さんは九九で覚えられたんでしょうか。